原因は昼食じゃない!?昼間に眠気が来る理由
昼間の会議、セミナーや講義に参加している時、ついつい眠くなってウトウトしてしまいますよね。
日中に襲ってくる睡魔の原因は、夜の睡眠不足や睡眠の質が低下しているからです。
この記事では、睡眠の質を上げる方法と、多忙で睡眠時間を確保できない方にもおすすめの睡魔対策をご紹介いたします。
昼食を食べたら眠くなるわけではない
日中眠くなる原因は「昼食を食べるから」と考えている人は多いと思います。
私もこれまで同じ考えでした。
単純に夜の睡眠時間が足りていないだけの場合も多くあるので、7時間程度の睡眠は日頃から取っておきたいですが、睡眠が足りている人でも昼に眠気がやってくる場合があります。
睡眠が足りている方にもやってくる14時頃の眠気は「アフタヌーンディップ」と呼ばれるものです。
アフタヌーンディップは人間の生理機能で、昼食の有無にかかわらず、睡眠負債や体内時計の乱れによって起こると言われています。
昼食後にやってくる眠気は、厳密には眠気ではなく満腹感からくる「体のだるさ」です。
ですので、昼食をお腹いっぱいまで食べている場合は、少し量を減らすと軽減されるはずです。
睡眠の質を高めて日中の眠気を防ぐ!
夜に深く眠るためには「メラトニン」という眠気を誘発するホルモンの分泌が必要不可欠です。
人間は、日中に「セロトニン」が分泌されることで体が活動状態になり、その14~16時間後にメラトニンが分泌されて眠気を感じます。
つまり、活動時間帯にセロトニンを多く分泌させることが夜の睡眠の質向上に繋がります。
セロトニンはアミノ酸の一種である「トリプトファン」とビタミンB6、炭水化物によって体内で作られます。
トリプトファンは体内で生成することが不可能な必須アミノ酸なので、「チーズ、バナナ、豆腐、卵、牛乳」などの食事から摂りましょう。
目覚めてからすぐに日光を浴びると、セロトニン分泌のスイッチが入ります。
カーテンを全開にして寝て、朝起きた時に自然に日光を浴びる事が出来るような生活環境にできると完璧ですね!
眠気が来てしまった時の改善方法
「夜はしっかり寝よう」「質の高い睡眠を取ろう」分かっていても仕事や勉強に追われて上手くいかないのが実際のところです。
ここからは眠気が来てしまったときに速攻で目が覚める方法をご紹介します。
仕事中でも出来る方法
深呼吸
少し苦しくなるまで息を吐き、少しだけ息を止めた後、深く息を吸います。
そうすることで脳に新鮮な酸素が送られて眠気が軽減されます。
トイレに行く
デスクワークで座りっぱなしの人は、少し体を動かして刺激すると眠気が覚めます。
ついでに冷水で顔を洗えばさらにサッパリしますよ!
体温を下げる
体温が高まると体がだるくなることがあります。
カーディガンなどを羽織っている場合は脱いでみましょう。
耳を引っ張る
耳には眠気覚ましのツボが多くあるので、耳を左右前後強めに引っ張ると効果が期待できます。
耳たぶを持ちながら首を振ると首付近の血流も良くなって一石二鳥です。
眠気覚ましに効果のあるアイテム
カフェイン
コーヒーはもちろんチョコレートやガムにもカフェインが含まれています。
「噛む行為」は脳を刺激するのでカフェインとのダブルパンチで目覚まし効果があります。
クール系の目薬
刺激の強い目薬を使用すると、目がスッキリして、爽快感で覚醒します。

まとめ
日中に来る眠気は寝不足やアフタヌーンディップが原因です。
仕事中に眠気を呼ばない為には、日頃から自分の体にあった適切な睡眠時間の確保と睡眠の質を高めることが重要です。
眠気を断ち切って仕事の効率を上げましょう!