爪を噛んだり食べる癖がある人の原因と心理、対策方法
貧乏ゆすりをする癖や指をならす癖など人にはそれぞれ癖がありますが、この記事では爪を噛む癖について原因と心理的特徴を解説しています。
爪を噛むと指先がボロボロになるので人前で手を見せるのが恥ずかしかったり、出血や深爪で痛くなったり、場合によっては指先の菌で病気にかかってしまう事もあります。
「そうまでしてなぜ爪を噛んでしまうの?」と疑問に思う方や、「爪を噛む癖を治したい」と思う方は最後まで読んでください。
爪を噛む癖の原因
爪を噛む癖は幼少期に始まることが多いとされています。
幼少期の爪を噛む癖は、乳児期の授乳や指しゃぶりの派生や、家庭環境・幼稚園・小学校などでのストレスが主な原因です。
大人になってから爪を噛む原因は、過去のトラウマ、職場や家庭でのストレスが原因で生じてしまいます。
怒りや悲しみ、寂しさといったマイナスの感情を表に出せず、爪を噛むことでこのストレスを解消しているのです。
「自分の爪を噛む」という自傷行為は軽度の依存症で、元となるストレスを克服しなければリストカット、アルコール依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症、過食症など重度の依存症に発展してしまう可能性があります。
爪を噛む人の心理的な特徴と対策
①完璧を求めすぎてしまっている
完璧主義者はどんなことでも適当に済まさずに、細かいところまでこだわって常に最高を目指すので仕事が出来る人が多く、周りから一目置かれる存在ですが自分自身の心と体は頑張りすぎて疲れきっています。
そんな完璧主義者は「褒めてほしい」「他人に認められたい」といった承認要求が強く、人一倍ストレスを感じやすい性格です。
少しプライドを捨てて辛いときは人に頼ってみましょう。
②繊細な豆腐メンタル
繊細で優しい人も爪を噛む癖を持ちやすいと言われています。
人間関係や日常生活のちょっとしたことでストレスを感じて、感情を表にできず気づかぬうちに爪を噛む行為をストレスの発散にしてしまいます。
「ストレスを感じやすい性格だなぁ」と思う場合は近くの病院でカウンセリングを受けてみましょう。
③安心する
爪を噛むことで幼い頃の授乳やおしゃぶりをしている時のように心を落ち着かせています。
乳離れが早かったり、幼い頃甘やかしてくれなかったりした人につきやすい癖です。
幼いころから染みついた爪を噛む癖は気持ち一つで治すのが難しいので、手袋をはめたり、マニキュアを塗って対策しましょう。
爪を噛むことによるデメリット
①細菌が体の中に入る
手を洗っても爪の中の無数の細菌を取り除くことは不可能なので、それを口に含むのは健康へのリスクが高く危険です。
風邪や胃腸炎、インフルエンザを引き起こす原因になります。
また、魚の骨が体内に刺さって痛いように、爪も魚の骨のように固いので体内を傷つけてしまう事があります。
②噛んだ後の傷口に細菌が侵入する
爪を噛むと深爪で痛みを感じたり、傷口に細菌が感染して化膿してしまう危険性まで出てきます。
爪の下の皮膚は弱いので細菌に侵されやすく傷も付きやすくなっています。
③不潔感がある
見て分かるデメリットとしては爪がボロボロになったり、癖が長年続くと噛み合わせが悪くなります。
爪がボロボロになると人前で手を見られないように注意しなければならないので余計にストレスがかかったり、噛み合わせが悪いと顔が大きくなったり出っ歯になったりと表面的な被害も大きなものです。
爪を噛む癖は周囲の人とのコミュニケーションにも悪影響します。
その人と握手するのはもちろん、触ったもの、人によってはその人自身に嫌悪感を抱く人がいるかもしれません。
爪を噛むことによるメリット
①免疫力の向上
爪を噛むことで体内に細菌が送り込まれ、その細菌を退治するべく免疫機能が向上します。
身体に細菌が侵入すると抗体ができるのです。
インフルエンザの予防接種のように免疫をつけて重症化しなくなるのです。
実際に指を噛む癖がある子供は癖がない子供よりアレルギー耐性が13%も高いことが研究で分かっています。
②ストレスの発散になる
爪を噛む行為にはストレス発散の効果があります。
不安や恐怖を感じた時に爪を噛むと気分が良くなり前向きになるようです。
ストレス発散といえばタバコにも同じ効果がありますが、タバコに比べればお金もかからないし健康被害も少ないのでマシですね(笑)
まとめ
以上、爪を噛むことの原因、心理的状態、メリットとデメリットでした。
爪を噛む行為は免疫力が上がるとはいえ、細菌を体内に侵入させては結果的に病気になるリスクがあがるので健康的な面で良くないと言えます。
また、爪がボロボロになるので女性であればオシャレもできません。
幼い頃から染みついた爪を噛む癖を完全に治すことは非常に難しいですが、強い意志をもって対策する必要があります。