「雑談力」の鍛え方とおすすめの本を紹介
この記事では、「雑談力」を上げるための鍛え方と実際に僕が紹介したおすすめの本を紹介します。
日々の生活の中で生じる人付き合いですが、エレベーターやトイレなど二人きりになる空間での沈黙ほど気まずい時間はありませんよね。
これを解決するのが「雑談」です。
雑談の基本を知るだけで簡単に自分から話すことができて、相手との関係向上にも繋がります。
では簡単に打ち解ける話し方について解説します。
トークや会話とは違う、雑談の4つのルール
ルール①雑談は「中身がない話」でOK
僕たちの会話には「要件を伝える会話」と「それ以外の会話」の2種類しかありません。
「雑談」とは「要件以外の話」です。
そして場の空気を作るのが雑談です。
このように雑談は「中身がないこと」に意味があります。
ルール②雑談は「あいさつ+α」で成り立っている
人と会ったらあいさつをしますよね、これは最低限のマナーです。
朝であれば「おはようございます」、昼は「こんにちは」、初対面なら「はじめまして」などなど。
人と話すのが苦手な人でもマナーとして出来て当然のマナーです。
このあいさつが、雑談をするための絶好のキッカケになります。
ただ、注意が必要なのはあくまでも「キッカケ」であって、「あいさつ=雑談」ではありません。
いつものあいさつが「雑談」に成長するかどうかは、あいさつをかわした「あと」にかかっています。
「景気はどうですか」→「いや、よくないですね」
これではまだあいさつレベル。
ここから雑談に発展させるには、もうひとネタが必要です。
「近くに新しい居酒屋がオープンするらしいですよ」
「○○の映画最高でしたよ」
など何でもOKです。
ちょっとした話題を付け加えてみましょう。
ルール③雑談に「結論」はNG
特に男性に多いのが、雑談をしていてもある程度の段階になると締めにかかってしまうことがあります。
一般論を持ち出したり、「つまり」や「結局」といった言葉でその話の要点をまとめてしまっては雑談がその時点で終了してしまいます。
「○○さんは遅刻常習犯だけど、その言い訳が見事なんだよ」という話で雑談の失敗例と成功例を紹介します。
このように一般論で話をまとめられてしまうと、友人も「確かに、君が正しい」となるしかありません。
これ以上の会話は続きませんよね。
『妊婦さんを病院まで連れて行ったとか』
「確かにそれは怒りにくいな~。そうそう怒るといえば、こないだ○○さんがさ~」
こんなふうに緩い感じで話が流れる方が、グンと会話が弾みます。
ある話題の周りをグルグルと回っているようなゆるさ「だから何?」と言われたら元も子もない話、いい意味での柔軟性、それこそが雑談なのです。
雑談はあくまで雑談で議論ではありません。
結論は必要ないのです。
ルール④雑談は、さくっと切り上げるもの
雑談をしたのはいいものの話を上手く切り上げられない、上手に終わらせたくても話を終えられない。
こういう事がネックで雑談そのものが苦手だという人も沢山います。
”終わらせたくても話を終えられない”これでは相手との関係を築くどころかお互いにとって”困った状況”になってしまいます。
逆に言えば、話の切り上げ方が雑談における重要ポイントの一つなのです。
「じゃあまた!」
「このへんで失礼します!」
「仕事に戻ります!」
雑談は前述したとおり、「どうでもいい話」で成り立っています。
ですから、いつどんな理由で切り上げてもOKなのです。
雑談力の鍛え方3選
鍛え方①相手との「具体的なフック」を一つ見つける
・同じペットを飼っている
・共通の趣味、特技
・昨日見た番組
・「これが好きならこっちも知っているだろう」と話を広げる
このように、相手と関係を築く上での具体的な話の話題を見つけましょう。
これは具体的であればあるほど良いです。
例えば相手がチワワを飼っている場合、「犬が好き」よりも「チワワが好き」の方が会話した内容が相手の記憶により深く残ります。
嘘をつく必要はありませんが、共通の話題があれば積極的にアピールしましょう。
鍛え方②リアルタイムな話題を仕入れてすぐに使う
最近のニュースで取り上げられている時事ネタや社会的ニュースも多くの人々が共通して知っている話題のフィールドです。
毎日のニュース番組、Yahoo!ニュース、新聞などに一通り目を通しておくことは、雑談ネタの仕入れのためには欠かせません。
そして、重要なのは情報を仕入れたらすぐに使うことです。
『え、そうなの。知らなかった』
『そうそう、俺も見たよ、昨夜のニュースで』
『僕もケータイのニュースサイトで見たばかりだよ!』
旬であればあるほど、その情報だけで盛り上がる雑談ネタになるのです。
鍛え方③雑談の練習相手に最適なのは赤ちゃん、ペット、オバちゃん
シャイで口下手、人と話すのが苦手という人はどこで雑談力を磨けばいいのかわからないという事もあると思います。
そんな人におすすめなのが、赤ちゃん、ペット、オバちゃんです。
まずは、オバちゃんと練習することをおすすめします。
オバちゃんは雑談のプロです。
学生であれば母親世代の40~60代の女性がおすすめです。
20代の女性であればセクハラと言われかねない話題でも、オバちゃんであれば笑いに変えてくれるので恐れることはありません。
終わりに
この記事では、雑談の基礎と鍛え方について解説しました。
最後に本を紹介します。
明治大学教授である齋藤孝さんのベストセラー本「雑談力が上がる話し方」です。
この本で口下手で人と話すのが苦手だった(特に異性との)僕の雑談力が上がって自信がつきました。
この記事の内容よりも遥かに詳しく解説してくれているので参考にどうぞ!